こんにちはkadoです。WOTプレイ歴7年、WTR6000の中堅プレイヤーです。
今回もWOTの戦車の史実を解説して行きたいと思います。WOTやってるけど実は戦車のことよく知らならないんだよねという人に答えた企画です!第2弾はソ連のKV-2!

はじめに
皆さんはKV-2というとどういうイメージを持たれますでしょうか?やはり大口径の152mm砲ですよね。WOTの12月にある自身の1年の振り返り動画あったじゃないですか。あれで最も自身を撃破した戦車がKV-2でした。Tier6が史実戦車多いので好きでよく乗っているのですが、KV-2に角待ちされてよくやられてましたねw
さて、そんなKV-2ですがなぜ152mm砲なんて大口径砲を持つことになったのか、史実ではどんな活躍をしたのか解説していきたいと思います。
開発経緯
時は1939年。フィンランドに侵攻したソ連軍はカレリア地峡の国境地帯に築かれたフィンランド軍の強固な防衛陣地、マンネルハイム線(WOTのマップにもなっています)に前進を阻まれ大損害を強いられていました。前線からは強力な火力支援戦車の要請が送られました。そこで当時開発されて間もなかったKV-1を改造することに。そして出来上がったのが152mm砲を備えたKV-2というわけです。
1939年12月の開発要請に対し、1940年1月末には試作車完成、2月には増加試作型2両が完成し、直ちに冬戦争に送られるというあまりに早い突貫作業でした。(ガンダムの1年戦争かなw)
なので当然、弱点もあります。2名の装填手を要する分離装薬式の砲弾は発射速度は遅く、砲塔も人の背丈ほどもありました。(劇場版のガルパンでKV-2のリロードを見られるので良ければ見てみて下さい)また、砲塔は大幅に大型化しているにも関わらずターレットリング径はKV-1と同じで、数tもある砲塔を支えることに多大な無理を生じさせていました。重い砲塔は、車体が傾いた状態では満足に回転させることもできず、通常のKV-1でさえ難がある機動性と信頼性はさらに低くなりました。そのため、ターレットリングはのちに改善されたそうです。
これほど運用上の制約がある車両でありながら、通常の戦車と混成で同じように扱われたため、いたずらに消耗を重ねることとなり、KV-2は開戦後ほどなくして生産は打ち切られ、ソ連戦車としては比較的少数の生産で終わりました。ちなみにKV-1も長砲身の75mm砲を備えた4号戦車が登場すると装甲を貫通されるようになったので廃れていきました。
戦績
マンネルハイム線に送られたKV-2はその152mm砲とKV-1譲りの重装甲で瞬く間に前線をこじ開けていきました。送られたうちの1両は、フィンランド陸軍のボフォース 37mm対戦車砲弾を48発も命中させられたにもかかわらずことごとく跳弾し、装甲が窪みこそしたものの戦闘に支障を来さなかったそうです。この活躍を受け、火力支援型KVは早速正式採用されました。
当初、この戦車は単に「大型砲塔KV(KV s bolshoi bashnei)」として区別されていただけでしたが、正式採用に伴いKV-2と名付けられ、ソ連の戦車兵からは親しみを込め、「ドレッドノート」と呼ばれたそうです。
時は変わって独ソ戦です。(KV-2といえば独ソ戦のエピソードの方が有名ですね。)ソ連領内に侵攻したドイツ軍第6戦車師団は、ラシェイニャイ市を占領し、さらに前進するための橋頭堡を築くために、軽戦車と歩兵からなる前衛部隊を先行させました。その前衛部隊と第6戦車師団を分断したのが、たった1両のKV-2だったのです。
ソ連軍が随伴歩兵と共に投入した1両のKV-2は、ドイツ前衛部隊と第6戦車師団を繋ぐ街道上に居座りました。ドイツ軍はこれを撃破しようとするのですがそう簡単なことではありませんでした。最初にドイツ前衛部隊の増援として向かったトラック12台は、すべてKV-2の152mm砲の餌食となり、破壊されてしまいます。ドイツ軍は対戦車砲を設置し、KV-2に砲撃を仕掛けます。しかし、50口径の対戦車砲の射撃は、KV-2の重装甲で全て跳ね返されてしまい、KV-2の152mm榴弾砲は対戦車砲部隊をも、あっさり蹴散らしてしまいました。
ドイツ軍はさらに強力な88mm高射砲を用意するのですがKV-2は、その動きを察知して設営中に152mm砲を叩きこみ、無力化に成功します。後がないドイツ軍は夜の闇にまぎれて工兵をKV-2へ向かわせ爆薬を設置します。爆破によってドイツ軍の勝利!と思いきや…爆煙が晴れた後には、履帯が破壊されて動けなくなり、装甲の一部は破損したものの、砲塔の周りは無傷のままで火力を維持したままのKV-2の姿がありました。
朝になり再びKV-2の撃破を試みるドイツ軍は囮として35(t)軽戦車を走らせて、その間に88mm高射砲の射撃用意に取り掛かりました。やっとの思いで88mm高射砲を設置し6発をKV-2に命中させます。今度こそドイツの勝利!とはならず…なんとKV-2の砲塔は動き出したのです。慌ててドイツの工兵が被弾痕から手りゅう弾を投げ込み今度こそ完全に仕留めました。のちに判明したのが、88mm高射砲は6発の内、貫通したのは2発のみ(これがスタリニウム装甲かw)だったそうです。
このエピソードからKV-2は「街道上の怪物」と呼ばれるようになりました。
おわりに
いかがでしたでしょうか!KV-2、とんでもない性能でしたね。Tiger1に次いで出くわしたくない戦車かもしれませんねw。さて、史実解説はあまり伸びていないので今回で打ち切りとさせていただきます。
史実解説を楽しみにしていた方がいましたら申し訳ないです。まあ、調べればいくらでも出てくるので気になる戦車がいましたらこの機会に調べてみるのもいいかもしれませんね。それではまた!
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